私のわがままなの 満足したら絶対に帰すから お願いだから私を嫌いにならないで

一軒家の1部屋 あなたがそこにずっといた ごめんね、私が死んでしまって そこにいたら励ませたのに どうにかできないと考えていたら 一つの可能性を見つけたの きっとこれなら、これならきっと あなたを救えるはずだ

さぁ物語を作ろう 剣と魔法で出来た世界を あのときの思い出を手繰り寄せて あなたが立ち直れるように さぁ物語を紡ぎに行こう

始まった夢物語 姿を変えてあなたと旅をするの ライバルとか障害とか 立ち止まっても私が支えるの どんなアクシデントがあったって 私がいるから大丈夫 だから安心して夢を見続けてほしい

ねぇどうして覚えているの そんな設定私は知らないわ これじゃあ、あなたが傷ついてしまうわ でも私はあなたを信じるよ ねぇ私を信じて?

ねぇそろそろ、夢が終わるとき あなたと私がさよならをしたら 嫌だな、まだいたいな だってこれは私のワガママな物語だ だって私はあなたが生きてる世界で、 あなたの隣で私は生きてるはずだったのに! もっと一緒にいたいよ もっと話していたいよ あなたの隣で、一緒に生きていきたい!

夢が終わるとき、 「迎えに行くから」とあなたは言った 嘘だって分かってる、だってあなたが夢から覚めたらこの物語は終わるの でもね信じてみてもいい? エピローグが終わったこの物語で 私を必ず迎えに来てね 待っているから

そして創作乙女は剣道少年と再び出会った