私には幼馴染がいる。
白髪で赤目の男の子、いわゆるアルビノってやつだ。
その子は見た目の問題から周りにいじめられてたけど、私はむしろその見た目がかっこよくてよく遊んでた。
クラスのリーダー格が私も含めていじめてきたけど…
まっかるーく追い返してやったよ!大したことないしね!
アルビノの子…白雅はお兄さんがいて、その人にも幼馴染の女の人がいた。
白雅と仲良くなった私は、白雅と燐斗、雛花と一緒に遊んでいた。
楽しかったなぁ…でもそんな楽しかったのは私が小学2年になるまでだった。
雛花が死んだのだ、交通事故。
私も、白雅も燐斗もすごく悲しかった。
もう雛花とは遊べない。
死んでから数か月はもう死んでいるんだってこと認識するまで時間がかかった。
私が燐斗をからかって、白雅がオロオロして雛花がそれを止める。
もうそんなこと、一生出来なかった。
燐斗と雛花は明らかに両想いだったので、落胆した姿が何年も続いたけど…
流石に小学6年生になるころには立ち直っていた。
けれど、燐斗が中学2年生の時、突然あいつは引きこもった。
白雅から聞くと、どうやら剣道で壁にぶつかったらしい。
久しぶりにあった燐斗はかなり暗い顔をしていた。